図面では完璧だったのに・・・住んでから狭く感じる理由(沖縄編)

住み始めて気づく後悔

家づくりの打ち合わせで、
図面を見ると
「いい感じの広さだな」と思うことがあります。

ところが、
住み始めて家具を置いてみると、

「思ったより狭い…」

と感じることがあります。

実はこれは、
めずらしいことではありません。

多くの人が、
家づくりの途中や住み始めてから
気づく後悔のひとつなんです。

図面を見ているときの不思議な感覚

家づくりの打ち合わせで、
こんな会話をしたことはありませんか。

「このくらいの広さなら大丈夫そうですね。」

「ここに棚を置いても余裕がありますね。」

図面を見ていると、
空間は広く感じます。

でも、実際に家具を置くと

「思ったよりスペースがない」

と感じることがあります。

これは、あなただけではありません。
多くの人が経験しています。

図面には錯覚がある

実は、図面を見るときには一つの特徴があります。

人は、図面の空間を

実際より広く感じてしまうのです。

これを私は
「図面の錯覚」
と呼んでいます。


図面は線で描かれています。
そのため、
頭の中で空間を少し大きく想像してしまいます。

だから、図面では広く見えても、
実際の空間は思ったよりコンパクトに感じることがあるんです。

実際の家づくりであった出来事

以前、60代のご夫婦の家づくりをお手伝いしました。

建て替えの計画で、
和室の図面を見ていたときのことです。
床の間の奥行きは60cmでした。


図面を見ると、
「これくらいあれば十分そう」に
見えます。

でも、私は一度こう言いました。

「一度、床で60cmを測ってみましょう。」

実際にメジャーで床に出してみると、
ご夫婦は少し驚いた様子でした。

「思ったより、奥行きがないですね。」

そのとき、
ご夫婦がこう話してくれました。

「ここに焼き物を飾りたいんです。」

実は、琉球の焼き物を集めているご夫婦でした。

そこで、床の間の設計を
見直すことにしました。

図面では問題なく見えていた空間も、
実際の使い方を考えると変わることがあります。

図面を見るときにやってほしいこと

図面を見るときに、
ぜひやってほしいことがあります。

それは、

寸法を床で測ること。


たとえば

170cm
60cm

このサイズを、
メジャーで床に出してみます。


すると、

「意外と小さい」
「このくらいなんだ」

と、空間のイメージが
はっきりします。

図面を見るだけでは
わからないことが、
実際に測るとよくわかります。

家づくりで起きる本当の問題

家づくりの失敗は、
図面が間違っているから
起きるわけではありません。

多くの場合は、


判断のズレ


から起こります。

たとえば

・そこに何を置くのか
・誰が使うのか
・どんな時間を過ごすのか

こうしたことを考えないまま、
図面だけを見て判断してしまう。

その結果、
住み始めてから
違和感が生まれることがあります。

少し考えてみましょう

ここで、少しだけ考えてみてください。

例えば、
あなたの和室は

誰が
いつ
何をする場所でしょうか。

図面に書かれている寸法を、
実際に床で測ったことはありますか。

もしまだなら、
一度試してみてください。

空間の感じ方が、きっと変わります。

もう一つの大きな落とし穴

図面を見るときには、
もう一つ大きな落とし穴があります。

それは

「とりあえず」で決めてしまうこと。


住宅会社の打ち合わせは、
スケジュールに合わせて進みます。

そのため、多くの人が

「まだ決めきれていないけれど、
これでいいかな」

という状態で進んでしまいます。


そして後から、
「もう少し考えればよかった」
と感じる後悔が出てしまう。

家づくりの判断をまとめた動画

そこで現在、
実際の家づくりの事例をもとに

・図面の錯覚
・ショールームで迷う理由
・収納の落とし穴
・照明で後悔する理由


こうした
家づくりの判断の瞬間を、
動画でまとめています。


今回ご紹介した和室のように、
実際の設計変更のプロセスも
詳しく解説しています。


家づくりで迷うことが多い方は、
参考になる内容だと思います。


詳しくはこちら
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実際にどのような改善が行われるのか、具体的な事例はこちらの記事で紹介しています。
【家づくりセカンドオピニオンのメリットとは?(事例紹介)】

Picture of 建てる前の一級建築士|<sr>まえうみさきこ

建てる前の一級建築士|まえうみさきこ

ielie(イエリエ)主宰。一級建築士として沖縄の現場で25年の実績を持つ。現在は家づくりを予定しているご家庭向けに、ご契約前の間取りや見積もり診断のセカンドオピニオンとして活動中。