家族仲を壊す間取り|知らないと後悔する動線の罠(沖縄編)

「ちゃんと話しているのに、なぜか  距離がある」

こんな違和感、ありませんか。

・同じ家にいるのに会話が少ない
・子どもがすぐ自分の部屋に行く
・「いってきます」「ただいま」すら減っている

頑張って話しかけているのに
どこか距離が縮まらない。

実はこれ、

思春期の時期や、性格の問題でも
コミュニケーション能力の問題でもない場合があるんです。

「仲の良さ」は “間取り”で決まる

人は、会う回数や
目にする回数が多いほど、
その人に対して
「なんとなく好き」「安心する」と
感じるようになります。

これを心理学では
「単純接触効果」
いいます。

つまり、

 ✕仲がいいから会うのではなく

〇よく会うから仲がよくなる


夫婦、親子、家族の仲でも、
この心理学は起きています。

そもそも
家族が顔を合わせにくい間取りを
作っていたら、

どれだけ「話そう」「関わろう」と
頑張っても、

そもそも会わなければ
意味がありません。

つまり、気持ちの問題ではなく
家のつくり(仕組み)の問題で
うまくいっていないのです。

「リビングを通らない家」

下の図は、
玄関から直接2階へ行ける
間取りです。

一見、効率良くて便利。

でも、生活を始めると、

・子どもが帰宅しても顔を合わせない
・「ただいま」がなくなる
・体調の変化に気づけない

一方で
リビングを通る動線にした場合。

・自然に「ただいま」が生まれる
・1日数回、顔を見る
・家族の小さな変化に気づく

会話の量の話ではなく、
「接触の回数」の差なんです。

「モノの接触」でも愛情が伝わる

下の図、

・テレビ周り
・ソファ背面
・キッチンカウンター下

ここに何を置くかでも
家族の関係は変わります。

例えば

・子どもの作品
・家族写真
・思い出の物

これが毎日、
目に入るとどうなるか。

無意識に見た人の
好感・安心感が蓄積されるんです。

これは、
気持ちの問題ではなく、
自然に起きるしくみです。

「関わる回数を増やす工夫」

今の家でも
今日からできる
「関わる回数を増やす工夫」

難しいことはありません。
まずはこれだけで大丈夫です。

「毎日、必ず目に入る場所」を
1つ決める

たとえば

・リビングの正面
・テレビの横
・キッチンの前

 

その場所に
 家族に関係するものを置く
これだけです。

さらにもう一つ大事なこと。

親がやっている姿を見せる

・本を読む
・勉強する
・何かに取り組む

子どもは、親の行動を
よく見ています。

そして、見たことを
そのままマネします。

だから、見せた行動がそのまま習慣になります

「良い家」は“接触設計”

「良い家」は、
設備や広さだけでは決まりません。

大切なのは
「どれだけ家族が関わる時間が生まれるか」です。

ここで考え方を少し変えましょう。

多くの人は家づくりでこう考えます。

・広いほうがいい
・収納は多いほうがいい
・設備は新しいほうがいい

でも、本当に大事なのはこれです。

家の中で、
どれだけ家族が顔を合わせるか

つまり

家は「家族の関係をつくる場所」です。

この考え方がないと
どんなにいい家でも、
少しずつ距離ができてしまいます

あなたの家はどうですか?

今をちょっと
振り返ってみましょう。

・1日に何回、家族と顔を合わせていますか
・何も考えなくても目に入る家族のものはありますか

もしほとんどないなら
それは気持ちの問題ではなく、
家のつくりの問題です。

でも、ここが一番むずかしい

ここで問題が出てきます。

関わる回数を増やせばいいのは
分かった。

でも、どこに何を置けばいいのか
分からない。

実はここで多くの人が失敗します

・やりすぎて落ち着かなくなる
・動きにくい家になる
・逆にストレスが増える

つまり
大事なのは数ではなく、やり方です

やり方を間違えると逆効果に

関わる回数を増やす工夫は、
やり方を間違えると
逆に関係が悪くなることもあります


動画では

・自然に顔を合わせる間取りのパターン
・やってはいけない配置(よくある失敗)
・子どもが自然と変わる環境のつくり方

を、図を使って
わかりやすく説明しています。

正直に言うと、
ここは文章だけでは伝えきれません。

なんとなくでやると、
ほとんどの人が失敗します。

失敗したくない人だけ見てください。

実際にどのような改善が行われるのか、具体的な事例はこちらの記事で紹介しています。
【家づくりセカンドオピニオンのメリットとは?(事例紹介)】

Picture of 建てる前の一級建築士|<sr>まえうみさきこ

建てる前の一級建築士|まえうみさきこ

ielie(イエリエ)主宰。一級建築士として沖縄の現場で25年の実績を持つ。現在は家づくりを予定しているご家庭向けに、ご契約前の間取りや見積もり診断のセカンドオピニオンとして活動中。